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霊園造園工事

2020/06/11

2月から4月にかけて芦屋市にて霊園空間の作庭をさせていただきましたが、その一部始終をご紹介させていたきます。

 

 

霊園空間としてテーマが明確だったこともあり、今回は植栽設計が中心の計画でした。

 

霊園のイメージは「原始の森」です。

 

 

 

たくさんの方々がこの空間に訪れ、祈り、癒されるという光景を思い浮かべた時、ヒトの持つ根源的な力である「祈り」のイメージと針葉樹が垂直に立つ姿が重なり、庭の骨格は針葉樹で構成しました。それと同時に針葉樹=裸子植物であることが面白い点です。

 

 

個人的に、地球上に存在する植物の中では裸子植物やシダ植物のような維管束感あふれ、古生代を感じる植物が大好きなので、設計から施工までずっと高揚感がありました!

 

 

 

 

余談ですが、この世に存在する植物種で最も多い種は圧倒的に被子植物で25万種もあるのに対し裸子植物は800種にも満たないのです。

 

維管束を持つことで大きく繁栄に成功した植物の歴史ですが、現在の我々がここにいるのも、被子植物が25万種繁栄しているのも、裸子植物がいたからこその今ですが、その立役者である裸子植物の多くは絶滅してしまい、現存するのはイチョウ類、ソテツ類、グネツム類、球果類(針葉樹のこと)の4大群です。

 

今回の植栽設計でもグネツム類から数種類、球果類(針葉樹)から多くの植物を植栽しました。

 

 余談が過ぎましたが、、テーマである「原始の森」とはそんな悠久の歴史を、植物の形体や質感から、ご先祖様との対話から感じられるような、どこか懐かしくあたたかみがある、霊園とは思えない公共空間を目指し名付けたものです。

 

 

作庭のプロセス第一段階のまずは敷地の丁張りから

 

 

 丁張後は 、利用上必要な水道工事や排水設備、電気配線確認などインフラの確認を行います。

 

 

ハードスケープを先に造園し、植栽工事に移行していきます。各境界に設置するパーテーション設置工事。4寸角(12㎝)の木材が結界を意識させます。

 

ゴロゴロと点在する石はすべてこの地から出土した石材です。海岸近くのこの地でこれほどの石が出てくることに、阪神間の水害の歴史を感じますね。出土した石材は一部土止め用の石積みに利用しました。

 

これらの仕事はすべては植栽工事の下準備です。

 

 

次回記事で植栽作業も公開していきたいと思います。

 

 

次回記事の期待を込めての一枚です。写真は黄昏時に移るタイサンボクリトルジェム(Magnolia grandiflora Littlegem)の影です。←被子植物ですが。(笑)

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