明日の節分を前にして 庭師の仕事につけたことに感謝をしつつ春からの庭仕事の進むぺき在り方を考えています。写真は丹波市鶏足寺の1週間前の写真と昨夏庭を作っている時の写真です。
大きなダルマ石と布袋さんの石の二つの島を中心に庭を歩く飛び石は ひとつのお役割を終えた墓石たちを飛び石に使いました。
寺の片隅に積まれていた墓石たちを見ていると 何故か自分たちの 出番を待っているように感じ住職にお話をし墓石たちを庭の大切なアプローチとして使わせて頂きました。
ともすれば墓石を飛び石に使うということ自体が不浄という考え方する人もいますが私はこの墓石たちを歩くのは今を生きる我々の希望の足 しっかりとその上を歩くことが今を生きる我々の何よりも一番大切なことと庭を完成させました。
見事に石たちがさわやかな風を呼び黒の枯山水「祖師西来の庭」として地域の方にも檀家さんにとっても希望の庭となり雪がとける春を待っています。
見えないところに一番大切なことがあることを 表面上のことに振り回されず ことの本質だけをしっかりと見て 息子も含め若い庭師さんたちと植物の大切さを庭空間の大切さを未来に伝え 庭師の仕事についたことのお役割を果たせるように今日も庭仕事にかかります。
鶏足寺住職様に 鶏足寺檀家様に 先人たちの魂に感謝の気持ちで いっぱいです。
大きく学び 大きく働き 大きく遊ぶ !!
春よ来い 微笑み合える春よ来い!!
本日も良き一日でありますように(^^)
石坂拓司



