• 石坂 暢琢

雑木の庭 ビフォーアフター

甲陽園にて雑木のお庭の剪定作業でした。


約10年前に施工させていただいた現場で当初植えた木々は背丈くらいのものが多かったので、木々の大きさに驚いたと同時に、空を緑で包まれる安心感は大きな喜びだと感じました。





作業前の景観です。



木々に覆われることは都会の暮らしにおいて非常に恵まれていることですが、人間との適切な距離というのがあります。お施主様が決められるボーダーラインですが、私たちはその境界線を入念にお聞きし、満足いただけるように剪定作業を行います。


剪定作業後です。



下枝や枯れ枝を整理することで庭木それぞれのラインが際立ち見違えるほどです。特に珍しい樹種はありませんが、カリンやカツラ、ヒメシャラなど落葉樹の幹が非常に美しく感じます。



和風ガーデンでは台杉の下枝が一部枯れてしまいましたが、極度に上部の枝を減らしたことで下枝の復活を習いました。

雑木林の隙間から大阪湾が一望でき、息をのむ景観が広がります。


松本幾次郎先生、飯田十基先生から100年近く脈々と続いてきた雑木の庭の流行は今もなお現代の私たちの感性に響きます。


六甲山麓における雑木の庭とは何か、いつも考えています。分厚い葉に囲まれた照葉樹林の林床か、赤松などパイオニアプランツが生え、花崗岩が眩しい林床か。


どっちにしても種の豊富さと気候に恵まれたこの国は手間さえかけられれば最高のガーデンアイランドです。英国にはない本物の自然とどう付き合うかがこれからのカギになるのではないでしょうか。




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